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・空港も主要駅もこの数年で大改装したらしく,完全バリアフリーでぴかぴか。南駅は今年中に中央駅として生まれ変わるらしい。でも駅のデザインがほとんど同じなのは面白くないと思う。
・クレジットカードはパリよりもさらに使いにくいかも。小額でクレジットカードを出すと「え?」みたいな顔をされることも。カフェやレストランではお会計を頼むと,レシートとともに分厚い財布を持って来ておつりのスタンバイをされるので,現金払いが前提のようです。カードを見せると機械持って来てくれるけど。美術館の入場料やスーパーでは小額でも大丈夫。ピンコードとサインの両方を要求されることも。
・スーパーはBillaとSparを良く見ました(Sparは日本ではコンビニだったような)。5軒ぐらいスーパーに入って観察。肉は種類が豊富で,ショーケースにはハムの塊が並んでいて量り売りになっています。野菜も日本と同じような感じで売っています。なぜか日本のものより少し細めの大根が普通に売ってました。買ってみましたが味は同じでした(当たり前)。魚はほとんど売ってません。魚売り場というものは存在せず,パック入りのスモークのサバ(だと思う)を見ただけです。
・もちろん,高級スーパーに行けば新鮮な魚が手に入ります。
・そして,ナッシュマルクト(市場)に行くと魚が日本以上にどーんと売ってます。そして魚料理のレストランがすごく多いです。新鮮で美味しくて大満足。魚が有名なんてガイドブックには書いてなかったけどなー。
・Nordseeという,魚系バーガーを売っているファストフード店がありました(ドイツにもあるらしい)。白身魚のフライとか,エビのマヨ和えとか,ニシンの酢漬けが具になってました。ニシンは食べましたが美味しかった。
・意外とタバコにゆるい国でした。開放的な場所なら室内でも吸ってるし!路面電車の乗り場でも吸ってるし!イギリスやパリではあり得なかったです。
日本は分煙が進んでない代わりに道を歩いていて煙い思いをすることは少ないですが,ヨーロッパでは室内で吸えないため,歩きタバコや建物の入り口でタバコを吸っていることが多く,道で煙い思いをすることが多いような気がします。どっちがいいんだろう。。。
・パリやロンドンだと,たとえばレストランにしてもお店にしても,地元の人と観光客が混じり合っている感じがします。でも,ウィーンやザルツブルグでは,観光客の集まるところは観光客だけといった雰囲気でした。私も観光客の一人で,観光客が行くような場所にしか行ってないからかもしれませんが。。。
夏なので観光客が多かったからというのと,あと,パリやロンドンに比べてお店などの情報が圧倒的に少なく,みんながガイドブックに載っている店に行きがちというのもあるのかなと思います。
・計量カップを買おうと思ったのです。水1カップとか測るもの。日本は1カップ200ccですが,意外と国によって違うので,オーストリアはどうなんだろうと思って。しかーし,ウィーンのインテリアショプでは見つからず。500ccとか1Lとかを測る注ぎ口の付いたものはあるのですが,計量カップは発見できませんでした。チーズおろしやジャガイモを潰すマッシャーはいくつも種類があるのになー。
ヨーロッパは基本的には重さで測る文化らしいのですが,こんなに無いとは。というか,注ぎ口系が主流なのかも。
・イギリスでもウィーンでも借りた部屋の台所は電熱器でした(電磁調理器ではなく,単にガスの代わりに電気で鉄板を熱しているだけ)。これ,スイッチを切っても鉄板はすぐに冷めるわけではないので,細かい調整が難しい。お湯が沸騰したらコンロからおろさないと,スイッチ切ってもしばらく沸騰しっぱなし。
また,火が見えないので見ただけではスイッチがオンになっているのかどうか分からず,着けっぱなしの恐怖というのもある。
・水道水が飲めました。
ザルツブルグではスーパーがかなり遠かったので仕方なく水道水を飲んだのですが,わりとカルシウム分が少ない水の感じがしました。ウィーンでも水道水だったりミネラルウォーターだったり。レストランでも水道水を頼んでいる人も多かったです。
・電車の切符は市内は地下鉄,路面電車,国鉄,バス,全て共通。便利だなー。私が持っていたガイドブックには記載が無かったんですが,ウィーンショッピング券というのもあって,朝8時から夜8時まで乗り放題。24時間券を買うより安いので,夜遅く出歩かない人にはいいかも。月曜日から次の日曜まで使える1週間券は3日券とほとんど値段が変わらない。切符の種類が多く自動券売機の前で迷う人が多いので,切符買うのに意外と時間がかかったりします。
・よく分からないので駅員さんに聞こうにも,駅に駅員さんはほとんどいませんでした。主要駅では窓口がありましたが,普通の駅では窓口すらない。1週間ほどの滞在中,検札には一度も会いませんでした。
オーストリア観光局のホームページを見ていたら,「ウィーンから近隣国へ行く」というページがあり,時刻表が載っていました(このオーストリア観光局のページはなかなか役に立ちます。日本語だし)。見てみると,スロバキアの首都,ブラティスラバまで電車で1時間ほど。こんなに近いんだー。これは一度行ってみましょうということで,半日旅行に行ってきました。
一人で海外に滞在する時,基本的には夜(暗くなってから)は出歩きません。
安全の感覚というのは人によっても違うし,場所によっても状況によっても違います。
初めて海外旅行に行ったときは,今から考えるとかなり過剰に心配したり安全サイドに行動したりしました。でも,そのときの私の経験や状況からするとその判断が「私にとっての安全」(=安心)であり,それで正解だったと思うのです。一般的に安全だと言われている場所でも自分が不安であったなら,それは自分にとっては安全では無い場所なのだと思います。旅先で不安なのは楽しくないので常に安心できる状況であるように心がけています。
さて,今回,ミュージカルに行くためにどうしても夜に一人で出かけたかったのです。6時から開演で終演は9時過ぎ。地下鉄を乗り継いで帰るとホテルに戻るのは9時半から10時になります(劇場ではタクシーは捕まりにくい)。帰るときには既に暗い。。。我が家が借りたアパートメントホテルはリングの外にあり,どちらかというと地元住民が住んでいる地域で,観光客だらけの場所とは少し違うし。
ウィーンに来て数日経っていてぽた郎さんと二人なら夜に帰ってきたこともあり,かなり安全なのは分かっていました。夜に女性一人でも地下鉄乗ってるし。でも念のため,ホテルのスタッフに聞くと「大丈夫よー。このへんで何か起こったって聞いたことないし」という返事。また,エレベータで出会った地元の住人(借りたアパートメントホテルは普通の住居の上階にあった)に声を掛けて聞いてみたら,やっぱり「問題ないわよ」とのこと。前日に夜の10時ぐらいに表に一度出て観察すると,カップルや女性の一人歩きの人もいました。ここまでしてまぁ大丈夫でしょうと安心し,ようやく夜に出かけることに決めました。そして無事に帰ってきました。
これが,ウィーンに着いたばかりで状況を実感していない時だったら,やっぱり出掛けていなかったと思います。また,帰る時間が11時とか12時だったら,やっぱり出掛けなかったです。
海外旅行で安全をどう判断するか。過剰になっても行動範囲を狭めるし,無謀だと危ないし。難しいところですが,事故が起こるよりは無事に帰ってくることを優先したいなと思います。
パイ生地にリンゴを挟んだものですが,アップルパイともちょっと違う。バターを何層も重ねたパイ生地というより,薄く延ばした生地にバターを塗ってリンゴを入れて巻いたという感じです。生地は2,3層。
リンゴの代わりに中がチーズのものもありました。
シュタイラーエックのカフェで。さすが高級レストランのカフェ,お味は抜群。リンゴの中に酸味のあるドライフルーツが入っていて美味しかったのですが,初めて食べた味で何か分からなかった。
ここのカフェは食事も美味しそうだし,公園の中にあって雰囲気も良いです。
コンサートに行ってオペラ見て,勢いづいた私はライムント劇場でミュージカルまで見ました。
4日前から始まったばかりの「エリザベート」。今年で初演から20年だそうです。
これはすごく良かった!舞台装置が工夫されてて面白いし,エリザベート役の役者さんがうまかったー。最後は観客全員総立ちで拍手でした。
上演はすべてドイツ語でしたが,ネットで調べると歌詞が翻訳されたサイトがあったり,youtubeでは日本語訳付きの画像があったりしたので,予め予習ができました。便利な世の中だ。
それにしても,今回のオーストリアの旅は舞台を見る旅になりました。別にそんなつもりは全くなかったのだけれど,旅行していると何となくのテーマが出てくるものですね。
自宅に無事に帰ってきましたー!
ウィーンから,フランクフルト,成田経由で長かった。。。。
成田に着いたとたん,もわっとした空気に包まれてあぁ日本だなぁという感じ。
気温は同じぐらいですが,やっぱり湿度が高いです。
ちょうど6週間の旅でした。
家の鍵を開けるのにちょっとしたコツがあるのですが,それをすっかり忘れている自分にびっくり。
そして,持って行ったモノはすべて外国の匂いになってました。
オペレッタも見に行きました。ウィーンにはオペラ座以外にも2つぐらいの劇場があって,そのうちのひとつ,フォルクスオーパーに行きました。
演目は「カルメン」
知ってる曲がたくさん出て来て,それだけでも楽しい。やっぱり舞台はいいなぁ。
どこの劇場も全体的に小さい気がします。縦に長いというか,高いところから見下ろす方向に席が作られているというか。遠くの席だと舞台全体を見ることができて,それはそれで楽しいです。
ここのところniftyのブログを書くページ(だけ)がすごく重い。海外からアクセスするとnifty(だけ)がだめなことが結構多いのです。なんとかしてほしいなぁ。
写真は諦めて文章だけ。
楽友協会にコンサートに出かけました。
毎年お正月にウィーンフィルのコンサートの中継をNHKでやってますが,このコンサートが開かれているのがここ,楽友協会。
ウィーンフィルのチケットは取ることはできないので,観光客用のモーツアルトコンサートに行ってきました。休憩を挟んで2時間弱。一番安い席(45ユーロ)をぽた郎さんが当日にネットから予約してました。
モーツアルトを中心に他の作曲家の有名曲もいろいろ演奏してくれて,クラシックファンじゃなくても充分楽しめました。モーツアルト時代の服装で演奏してくれます(楽器は古楽器ではなく現代のもの)。合唱や歌が入ったり。
最後はお正月と同じく,お約束の「ラデッキー行進曲」。観客もそれを期待している感じ(笑)観客も指揮者に合わせて拍手で参加。こういうのは楽しい^^
ただ,残念だったのは観客のマナー。観光客向けだからでしょうが,演奏が始まっても写真を取る(それもフラッシュで),しゃべる,遅れて入って来て椅子の音を立てる,等々,普通の音楽会ではあり得ない状態。それに,服装も普段着でTシャツにスニーカーの人も多々。もうちょっと建物と音楽に合う雰囲気というものもあるのではないでしょうか。。。もちろん,正装の人も多いので,きれいめの服装をして行った方が浮きません。
観客のマナーがあまり良くないことは予め情報を得ていたので,ある程度覚悟して行ったのですが,最初のうちは音楽に全く身が入りませんでした。こういうものだと割り切って行った方がいいですね。
でも,やっぱり行って良かったなぁと思います。あのゴージャスなホールで生演奏を聞く機会はなかなかないですから。
ウィーンに来てからお天気がずっと良くて嬉しい限り。でも,これは30度超えてるでしょうという時も多く,ちょっと暑いです。あと,乾燥してます。ちょっと喉がイガイガ。
一日1つ観光スポットを巡ってます。
いくつか美術館を巡ってきたので,覚え書き。
・王宮
正確には美術館ではないですが。。。豪華絢爛。こういうところで生活するってどういう感じなんでしょう。私は食器が好きなので,コレクションがたくさんあって楽しかった。
ウィーンには宮殿とか王宮が観光スポットですが,似たようなものをたくさん見ているとだんだん訳分からなくなってくるというのも正直なところ。
・美術史美術館
小さいルーブル美術館という感じ。小さいといっても,ものすごーくたくさん展示品があって,休みつつ4時間近く見て最後はくたくたになって帰ってきました。それでも最後の古代エジプトあたりは飛ばしてしまいました。
ここはまた行きたいなー。ブリューゲル好きだなぁ。何日かかけてゆっくりみたい。
・応用美術館
デザインの美術館ということで行って来たんですが,ここは私的にはいまいち。展示を見せようというより,ものを集めて並べてみた,という感じがします。説明もあまりないし。建物の内装は見て良かった。天井の柄がかわいい。地階は収蔵庫をそのまま展示室にしたような感じで,白い壁に鉄の扉で,一人で見ているとちょっと怖かった。付属のレストランも美味しいらしいので,今度はレストランに行きたいな。
ザルツブルグではレオポルンツクロン城に宿泊していました。
サウンドオブミュージックでトラップ邸として撮影されたところで,今はホテルになっています。宿泊客以外は中に入れません。「サウンドオブミュージック」ツアーに参加すると,下の写真ように池の向こうから撮影することになり,私は毎日大勢の人が来ているのを対岸から眺めてました。
ザルツブルグではもう一つ,人形劇を見に行きました。当日の朝一番に直接劇場までチケットを取りにいきました。
ザルツブルグのマリオネット劇場は世界的に有名だそうで,この日もほとんど満員。音楽祭よりはちょっと気軽だけど,でもある程度の正装して行きましょう,といった雰囲気。
ドイツ語での上演ですが,ざっくりとした場面説明が横の壁にドイツ語と英語で出ます。
この日の演目は「ニーベンルグの指輪」。
長ーい話を2時間にした短縮バージョン。かなり現代風アレンジになってました。
人形をずっと見ていると,生きてるみたいに思えてきます。動きが滑らか。文楽人形に通じるものがありますね。
文楽人形は3人の人間が直接人形を動かしますが,マリオネットは人形に糸を付けて,上から人形をぶら下げるようにして操っています。糸の数がものすごく多いのです。人形の関節に一つずつという訳ではなさそうで,いったい何本を操作しているんだろう???
隣に座った人と幕間に少しお話したときに「何本の糸が使われているんですか?」と質問したら「知らないわ」とのことだったので,あまり気にしないものなのかもしれません。
基本的に一人一体を操るようです。カーテンコールで人形遣いの人は役名を書いたTシャツを着ていまし。
舞台には人形だけでなく,2人の人間もナレーションで出て来て,かつストーリーの中に出てくる巨人の役割をしていました。人間と人形を掛け合いのシーンもあったのだけれど,全然違和感がない!人間を積極的に活かしている演出でした。
人間は「いないこと」とという約束になっている文楽とは違って面白いなぁ。そして,古典を現代風に替えていく自由。文楽も,古典を残しつつもう少し変化を付けてもいいのかもと思ったりもしました。それには当然,支援する観客も必要な訳ですが。
回線がちょっと重いので,今日は文章だけ。
ぽた郎さんの仕事も無事終わり,ザルツブルグ郊外のホテルを出て一泊だけ市内のホテルに宿泊しています。昨日はぽた郎さんも一日ゆっくり時間が取れたので観光しました。
ザルツブルグ音楽祭も昨日1日までじゃなかったかな。街には正装した人も多かったです。我が家も先日,祝祭劇場に行ってマーラー6番を聴いてきました。ウィーンフィルの演奏ではなく,ゲストオーケストラのもの。なかなか激しい(?)演奏でした。
ザルツブルグ音楽祭が開催中であることを実は全く知らなくて,チケットを購入したのは当日の朝でした。ネットから予約して,開演直前に会場でチケットを引き換え。
この日,街で日本人の旅行者の方と少しお話したら,「日本から春に予約しようとしたら今日のものはもう売り切れで,明日の分が取れたの」とおっしゃっていました。キャンセルが出たりするのかな?後ろの方はまとまって空席だったのにな??
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