ザルツブルグではレオポルンツクロン城に宿泊していました。
サウンドオブミュージックでトラップ邸として撮影されたところで,今はホテルになっています。宿泊客以外は中に入れません。「サウンドオブミュージック」ツアーに参加すると,下の写真ように池の向こうから撮影することになり,私は毎日大勢の人が来ているのを対岸から眺めてました。
ザルツブルグではもう一つ,人形劇を見に行きました。当日の朝一番に直接劇場までチケットを取りにいきました。
ザルツブルグのマリオネット劇場は世界的に有名だそうで,この日もほとんど満員。音楽祭よりはちょっと気軽だけど,でもある程度の正装して行きましょう,といった雰囲気。
ドイツ語での上演ですが,ざっくりとした場面説明が横の壁にドイツ語と英語で出ます。
この日の演目は「ニーベンルグの指輪」。
長ーい話を2時間にした短縮バージョン。かなり現代風アレンジになってました。
人形をずっと見ていると,生きてるみたいに思えてきます。動きが滑らか。文楽人形に通じるものがありますね。
文楽人形は3人の人間が直接人形を動かしますが,マリオネットは人形に糸を付けて,上から人形をぶら下げるようにして操っています。糸の数がものすごく多いのです。人形の関節に一つずつという訳ではなさそうで,いったい何本を操作しているんだろう???
隣に座った人と幕間に少しお話したときに「何本の糸が使われているんですか?」と質問したら「知らないわ」とのことだったので,あまり気にしないものなのかもしれません。
基本的に一人一体を操るようです。カーテンコールで人形遣いの人は役名を書いたTシャツを着ていまし。
舞台には人形だけでなく,2人の人間もナレーションで出て来て,かつストーリーの中に出てくる巨人の役割をしていました。人間と人形を掛け合いのシーンもあったのだけれど,全然違和感がない!人間を積極的に活かしている演出でした。
人間は「いないこと」とという約束になっている文楽とは違って面白いなぁ。そして,古典を現代風に替えていく自由。文楽も,古典を残しつつもう少し変化を付けてもいいのかもと思ったりもしました。それには当然,支援する観客も必要な訳ですが。
回線がちょっと重いので,今日は文章だけ。
ぽた郎さんの仕事も無事終わり,ザルツブルグ郊外のホテルを出て一泊だけ市内のホテルに宿泊しています。昨日はぽた郎さんも一日ゆっくり時間が取れたので観光しました。
ザルツブルグ音楽祭も昨日1日までじゃなかったかな。街には正装した人も多かったです。我が家も先日,祝祭劇場に行ってマーラー6番を聴いてきました。ウィーンフィルの演奏ではなく,ゲストオーケストラのもの。なかなか激しい(?)演奏でした。
ザルツブルグ音楽祭が開催中であることを実は全く知らなくて,チケットを購入したのは当日の朝でした。ネットから予約して,開演直前に会場でチケットを引き換え。
この日,街で日本人の旅行者の方と少しお話したら,「日本から春に予約しようとしたら今日のものはもう売り切れで,明日の分が取れたの」とおっしゃっていました。キャンセルが出たりするのかな?後ろの方はまとまって空席だったのにな??
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